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30 APR 2024

Letters from Italy Vol.18

「Letters from Italy」ではみなさまに少しでも旅気分を味わっていただくべく、ミラノやフィレンツェの誰もが知る観光スポットから、最新情報やとっておきのスポットをジャンニ キアリーニのイタリア現地スタッフよりお届けいたします。

 

ミラノ・デザイン・ウィーク2024

4月15日から21日までの7日間、サローネ・デル・モービレ・ミラノとフォーリサローネと共に開催されました。



今年もミラノ・デザイン・ウィークの時期がやってきました。

この世界的に有名なデザインの祭典は、2024年4月15日から21日までミラノで開催され、デザイン、イノベーション、クリエイティビティの頂点が垣間見える一週間となります。このイベントは、デザインのプロフェッショナルや、愛好家にとって、インスピレーションとネットワーキングの場所になります。2024年は、循環性と包括性、そして才能のある若者たちへのプロモーションに焦点が当てられました。

家具から建築物まで、あらゆるデザインの祭典の主な見どころは、以下の通りです。

  • 1. サローネ・デル・モービレ・ミラノ(ミラノサローネ): 国際的なデザイナーと彼らの最新のデザインを紹介する中心的なイベントであり、37万人以上の来場者を迎え、2000以上のブランドが出展する最大規模のイベントです。

  • 2. フォーリサローネ: ミラノ市内各所で、展示会、インスタレーション(空間全体を作品とする美術手法)、パーティーなどが開催。今年は「マテリア・ナトゥーラ」をテーマに、素材と自然による創造性と持続可能性のダイナミズムが探求されました。


以下は、数々のイベントが開催されたミラノで最も重要な地区です。

デザイン地区:市内の多くの地区がフェスティバルに参加し、さまざまなイベントが開催されました。

ブレラ・デザイン地区:市内で最も大きな地区のひとつであり、160を超えるイベントの開催を目指して、第15回目を迎えました。

イゾラ・デザイン地区:2024年は、ランポ・ミラノ、WAO PL7、ガレリア・ボネッリなどの新しい会場に拡大されました。

トルトーナ・デザイン・ウィーク:ミラノ南西部のゾーナ・トルトーナで開催されるこのイベントは、昨年10万人以上の来場者を迎えました。

モンテナポレオーネ地区:モンテ・ナポレオーネ通りは、ミラノのゾーン1の北東に位置し、ファッションとジュエリーの店で知られています。










フィレンツェのウフィツィ美術館

14世紀、ルネサンス期、そして現代に至るまでの傑作コレクションを探し求めて。



ウフィツィ美術館は、貴重な宝物と同様、困難な試練の後にのみ、辿り着くことが許されます。

美術館の入り口での悲愴感、館内へのアクセスドアを見つけるまでの無秩序な行列、2階にあるロジアへの141段の階段、その先に辿り着くのが、見事なフレスコ画の天井と迷路のように入り組んだ展示室です。

ウフィッツィ美術館がイタリアで最も訪問者の多い美術館である理由はとてもシンプルで、絶対的な傑作が数多く展示されているからです。

世界的に有名なこの美術館には、古代の彫刻や絵画の見事なコレクションが飾られています。

14世紀とルネサンス期の絵画コレクションには、絶対的な傑作がいくつかあります。それは、 ジョット、シモーネ・マルティーニ、ピエロ・デラ・フランチェスカ、ベアート・アンジェリコ、フィリッポ・リッピ、ボッティチェッリ、マンテーニャ、コレッジョ、レオナルド、ラファエロ、ミケランジェロ、カラヴァッジオなどです。

その他にも、ヨーロッパ画家たちの貴重な作品も数多くあります。

さらに、回廊にはメディチ家の古代の彫像や胸像の貴重なコレクションも飾られています。それは、失われたギリシャ彫刻の古代ローマ時代のレプリカで構成されています。

CR Firenze財団とウフィツィ美術館は、この地域の芸術遺産を最大限に活用するための一大プロジェクトに参加しています。

彼らが共同で行うプロジェクト「テッレ・デッリ・ウフィツィ」は、両財団がそれぞれ「ピッコリ・グランディムゼイ」と「ウフィツィ・ディフュージ」プロジェクトの枠組みの中で考案・制作した、芸術の宝庫をより多くの人に知ってもらうためのプロジェクトの第一段階です。

2021年から2026年までの5年間にわたるこのプロジェクトは、 2021年のダンテ・アリギエーリ氏の没後700年を記念する式典に含まれる、 5つの展覧会と共に幕が開かれました。

ウフィッツィ美術館は、今後も地域と美術館のコレクションの絆を深める新しいイベントを発表します。








次回の「Letters from Italy」もお楽しみに。

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