フィレンツェの『ジェントル・イタリー・フェスティバル』
10月30日から11月5日までの期間、フィレンツェで100人を超えるスピーカーによる60ものノンストップイベントが開催されました。

フィレンツェは、図書館、美術館、広場、公園、歴史的建造物、学校などを通して、ヴェッキオ宮殿とその界隈を活気づける『ジェントル・イタリー・フェスティバル』の開催で、優しさ溢れる“首都” となりました。

子供から大人向けのイニシアチブ、コンサート、ワークショップ、イベントへのフリーアクセス、街の公式チャンネルからライブストリーミングで参加することができ、経済やビジネスの世界から、健康、ウェルビーイング、教育、宗教間の対話、芸術、文化、そして環境まで、多様な分野において、優しさの価値をテーマにそれらを深めました。

さらに、“Negozi Gentili ”のステッカーが貼られたフィレンツェの店舗は、コミュニティや地域のために優しいイニシアチブやプロジェクトを提供しました。

2023年に新たに紹介されたアートは、11月3日から6日までSalone dei Cinquecentoにて展示された、トスカーナ出身の世界的彫刻家Andrea Roggiによる彫刻作品『Energy of Life』です。
この優しさがアートになるインスタレーション（20世紀に発展した現代美術における表現手法）は、Felicia Cigorescu氏により企画されました。

フィレンツェのアート・ブレンド 2023

11月3日～11月7日の期間開催された国際現代美術展

『ART BLEND展』は、偉大なトスカーナ文化保護者Anna Maria Luisa dè Medici氏の280回忌に捧げられ、フィレンツェで初めて開催されました。

日本人アーティスト約260名とフィレンツェ在住のアーティスト約50名が参加し、16世紀にメディチ家の命により建てられたFortezza da Bassoの2つの部屋を使用し共同展示されました。

約200名の日本人現代アーティストの作品と、約50名のイタリア人アーティストの作品が、地理的・文化的に遠く離れた関係でありながら、共通の芸術的テーマという名のもとに、同じく近しい存在として構成されました。