29 AUG 2023
Letters from Italy Vol.10
「Letters from Italy」ではみなさまに少しでも旅気分を味わっていただくべく、ミラノやフィレンツェの誰もが知る観光スポットから、最新情報やとっておきのスポットをジャンニ キアリーニのイタリア現地スタッフよりお届けいたします。
ノヴェチェント美術館( Museo del Novecento )
20世紀の美術史中心で現代アートを堪能
ノヴェチェント美術館は、ドゥオモ広場のパラッツォ・デッラレンガリオ内にあります。
20世紀にイタリア美術発展のきっかけとなった4000点以上の作品を所蔵しています。
ノヴェチェント美術館は、20世紀アートに関する知識を広め、ミラノ市が長年に渡って受け継いできたコレクションを包括的な理解を深めることを目的として、2010年12月6日に設立されました。
美術品の展示以外にも、20世紀イタリアの文化・芸術遺産の保存、研究、プロモーション活動に積極的に取り組み、より多くの人々に鑑賞してもらうことを最終目的としています。
美術館では、合計400点の作品を展示しています。絵画、彫像、インスタレーションなどで、それらは、未来派、二つの世界大戦時代の芸術、抽象主義、空間主義、プア・アート(伝統的な素材だけでなく、幅広い素材を使用し作成された美術品)などに及びます。
館内には、休憩したり美味しい料理を堪能することのできるところもあります。
ドゥオモ広場を見渡すことのできる場所に位置する、美術館のレストラン&バーとして有名なGiacomo Arengario(ジャコモ・アレンガリオ)です。
イドロスカロ・ミラノ( Idroscalo Milano )
イドロスカロでスポーツと自然を堪能する - 「ミラノの海 」へのショートトリップ
ミラノの水上飛行機基地は、都会にいながら夏を過ごすのに最適な場所です。「ミラノの海」として知られるこの水上飛行機基地は、くつろいだり、スポーツを楽しんだりするのに理想的で、自宅から徒歩圏内で余暇を過ごすことを好むミラネーゼに大人気の場所です。
名前の由来は、1930年代にミラノ近郊に着陸する水上飛行機の中継地だったことです。
イドロスカロ・ディ・ミラノは、1930年10月28日に水上飛行機基地として開所された85万平方メートルの人工湖で、当初から国際的なウォータースポーツの競技施設として創設されました。
それ以来、ミラネーゼのお気に入りのアウトドア・レジャースポットとなっており、一周6.2kmの湖や公園を含む160万平方メートルの面積を誇ります。
春から夏にかけて、イドロスカロには200万人もの観光客が訪れ、天気の良い週末には2万人もの人が見られます。
イドロスカロは、カヌーとボートのミラノで唯一のオリンピック施設です。ここでは毎週2,000人の選手が22のスポーツ種目を地上と水上で練習しています。
最近では、南岸にケーブルウェイクボードと人工波サーフィンの練習施設も建設されました。
次回の「Letters from Italy」もお楽しみに。
Letters from Italy Vol.9 はこちら
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