29 APR 2023

Letters from Italy Vol.6

「Letters from Italy」ではみなさまに少しでも旅気分を味わっていただくべく、ミラノやフィレンツェの誰もが知る観光スポットから、最新情報やとっておきのスポットをジャンニキアリーニのイタリア現地スタッフよりお届けいたします。

アレーゼのチューリップ畑を訪ねて

チューリップの開花は春の訪れを告げると言われています。チューリップ（学名: Tulipa）は『完全なる愛』を意味すると言われていますが、チューリップが魅力的で愛される理由はそのシンプルさです。

この庭園では、 3月中旬頃から息をのむように素晴らしい色とりどりのチューリップが一面に咲き乱れる景色を見ることができます。ここは『カンポ・ディ・アレーゼ』と呼ばれ、ミラノ市内中心部からわずか20分のアレーゼに位置しています。約50万本のチューリップ畑の中を歩き、それらを摘み取って家に持ち帰り、リラックスしたひとときを楽しむこともできます。

『カンポ・ディ・アレーゼ』はイタリア最大のチューリップ畑のひとつ。 2ヘクタールもあるその広大な地に450もの素晴らしい品種のチューリップが何千本と並んでおり、あなたもそのカラフルな虹のような光景に浸ることでしょう。

毎日異なる景色を見せるこの庭園は、一年を通してどこを切り取っても自然なる絶景の撮影スポットを提供してくれ、美しい瞬間を残すことができます。

カンポ・ディ・トゥリパーニ（外部リンク）

ミラノデザインウィーク2023（2023年4月18日～4月23日）

ミラノデザインウィークは世界で最も重要な年に一度のデザインイベントであり、最大規模の国際家具見本市ミラノサローネ・デル・モービレが開催されます。

ロー・フィエラのミラノサローネ国際家具見本市（Salone del Mobile.Milano）

サローネ国際家具見本市（Salone Internazionale del Mobile）は、イタリア家具や雑貨などの輸出を促進するための手段として、1961年にミラノで誕生し、現在ではインテリアとデザイン部門の世界的な祭典となりました。

この見本市はデザイン界を映し出す実験的な中枢であり、また接点および新しい好機となる場でもあります。家具見本市は37万人以上の来場者を迎え、数千もの企業・ブランドが家具、照明、電子、キッチン、バスルーム、アウトドア、ワークスペース製品などを出品します。

サローネは数年に渡ったパンデミックの期間、具体的な展示方法の改修を開始し、デザインコミュニティー全体に価値を生み出し続けることに取り組んでいます。その他の主な焦点は、提案とコンテンツの品質向上、文化的側面、イベントの専門性の充実です。

世界最大の家具見本市に合わせて、ミラノの市内各所ではさまざまなイベントが開催されます。

フォーリサローネ

フォーリサローネ（Fuorisalone）は世界中から様々な来場者を迎えるイベントで、デザイン界の文化が非公式な側面と融合する場となっています。

フォーリサローネは見本市ではなく、1980年代初頭自発的に始まったどの機関からも管理されていない非公正なイベントです。

現在、自動車、テクノロジー、電気通信、アート、ファッション、食品など、多くの関連分野に拡大しており、これらのイベントでは、インスタレーション、展示会、講演会なども行われています。