16 DEC 2022
Letters from Italy Vol.2
パンデミックを経て、すっかり前の日常へと戻りつつある今、 「Letters from Italy」ではみなさまに少しでも旅気分を味わっていただくべく、ミラノやフィレンツェの誰もが知る観光スポットから、最新情報やとっておきのスポットをジャンニ キアリーニのイタリア現地スタッフよりお届けいたします。
ミケランジェロの3体のピエタがミラノを照らす
ミラノにあるゴシック様式の大聖堂広場の隣に、パラッツォ・レアーレはあります。市内中心部に位置するこの王宮は、古代の歴史的起源があり、市庁舎の機能を果たし、ヴィスコンティ家とスフォルツァ家の統治のおかげで洗練された都市へと発展しました。
現在もその雄大さを維持しており、建物内は新古典主義風情の部屋にわけられた快適な建築構造となっています。
Sala della Rotonda(サラ・デッラ・ロトンダ) 、 Sala delle Otto Colonne(サラ・デッレ・オットー・コロンネ)、 Sala degli Arazzi(サラ・デッリ・アラッツィ)は、パラッツォ・レアーレの歴史的・芸術的な部屋のほんの一部で現在では展示会や文化イベントなどに使用されています。
10月22日から2023年1月8日までのクリスマスシーズン、王宮ではイタリアで芸術的に優れた一人であるミケランジェロに敬意を表し、ミケランジェロの3体のピエタの展示にSala delle Cariatidi(展示会場)を捧げます。
上部構造がすべて撤去され巨大な白い布が設置された展示場で見る彫像は、フィレンツェの偉大な彫刻家の美的で宗教的な感覚を拡大させ、静かにたたずむ芸術的な作品を魅了します。
パラッツォ・レアーレ: Homepage | Palazzo Reale Milano (外部リンク)
好奇心旺盛な方におすすめなレストラン『 Al Garghet (アル・ガーゲット)』
レストランの名前から推測できるようにミラノで最も有名で歴史的なレストランの1つである『 Al Garghet (アル・ガーゲット)』は、ミラノ南部のカエルにちなんで名付けられました。
このレストランは、クリスマス期間中テーマに沿った華々しいデコレーションによってセンセーショナルでドラマチックな空間へと変わります。
スコットランド調のテーブルクロスやチェック柄の布で覆われたシャンデリア、むき出しの木製の天井は、典型的な北欧料理を楽しむために温かく居心地の良い空間を演出します。
冗談まじりで方言で書かれたレストランのメニューは、さまざまな象徴的な郷土料理を紹介しています。是非試してみてください。
Risotto alla milanese(リゾット・アッラ・ミラネーゼ)
カルナローリ米を添えたクラシックなミラノのリゾット。
黄色いサフランのリゾットで焼いたご飯にソテーされた骨髄がトッピングされています。
Trippa(トリッパ(ラ・ブセッカ))
トリッパは牛の胃袋でとてもデリケートな食品です。
豆とトマトソースで煮込まれ、温かいうちにパンと一緒に提供されます。
Cassoeula(カッスーラ)
伝統的なロンバルド料理にはポークリブとキャベツをベースにした農民が起源の料理のカッスーラ。
Roasts(ロースト)
有名なのは子牛肉の料理で簡単なのにとてもおいしい逸品です。
この料理はフライパンで調理され、季節のハーブやフレーバーで味付けをすることで風味が強く冬らしい仕上がりに。
ベイクドポテトと一緒にお召し上がりください。
アル・ガーゲット: Ambienti – Al Garghet (外部リンク)
次回の「Letters from Italy」もお楽しみに。
Letters from Italy Vol.1 はこちら
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